投網は、原則として12mm及び18mm程度の2種類の目合の投網を用いるが、捕獲する魚種の大きさ、水深等を考慮して目合の異なった投網を適宜追加使用する。
打ち網は、岸近くや流れの中を歩きながら網を打つ「徒打ち」を基本とするが、水深が深かったり、水面の幅の広いところでは、船を用いる必要がある。
また、なるべく一カ所に打ち網が集中することがないように、調査地区における多くの調査箇所で打ち網をする。投網の打ち数は原則として各調査地区ごとに10回以上実施することを目安とし、調査箇所数や捕獲状況に応じて適宜増やすようにする。なお、石や杭に引っかかった場合は、打ち回数に入れず、魚種も計数しない。投網は、技術を身に付けるまで時間がかかるため、技術をもった者が調査を行う。
なお、投網は都道府県により禁止漁具としてあげられいる場合が多いので、その旨を十分に留意して用いる。 投網を行った調査箇所ごとに規格、打ち数などを記録する。
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