注意事項
シャックルのご使用に際しては必ず下記事項を厳守して下さい。
- ゆるみ
- シャックルを使用される前には、必ずネジ又は、ナットが締めきった状態であることを確認の上お使い下さい。
- 危険行為
- 投下や放り投げたり、ハンマー等でたたいたり、重量物の下敷きにしないで下さい。シャックルが曲がったり、当たりキズが生じて破損の原因になります。
- アークルストライクの防止と熔接の禁止
- シャックルを品物に熔接したり、シャックルの付近で熔接作業を行わないで下さい。アークストライクの発生や、スパッターが付着しないよう配慮して下さい。誤った使い方をすると材質変化が起こり、もろくなり割れ・亀裂等が発生し破壊し易くなります。 これらの現象が複合して強度が低下し破損の原因となります。
- 寒冷地での取扱い
- 1.北海道などの寒冷地においては、鋼の低温脆性によって、衝撃値が著しく低下しますので、衝撃をかけないように慎重に取り扱って下さい。
2.作業終了後は、長時間外気にさらすようなことをしないで下さい。
3.夜間は、つり荷から取り外して、所定の場所に保管して下さい。 - アークルストライクの防止と熔接の禁止
- シャックルを品物に熔接したり、シャックルの付近で熔接作業を行わないで下さい。アークストライクの発生や、スパッターが付着しないよう配慮して下さい。誤った使い方をすると材質変化が起こり、もろくなり割れ・亀裂等が発生し破壊し易くなります。
これらの現象が複合して強度が低下し破損の原因となります。 - 条件使用
- 1.使用荷重(呼び)以下で使用してください。使用荷重を越えて使用しますと事故の原因となります。
2.腐食性雰囲気(酸・アルカリ)および200度を越える高温雰囲気で使用しないでください。
シャックルの安全な使い方
正しい使い方 | 誤った使い方 | |
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1 | シャックルのつなぎ方 シャックルとシャックルを継ぐときは、クラウン(本体R部)で継いで下さい。 |
ボルトどうしの継ぎでは、安定が悪くシャックルが斜めづりになったり、場合によっては衝撃荷重が働くことがあり、破損の原因となります。 |
2 | 荷起こし・反転・移動 シャックルは、荷重が縦方向に加わるようにして使用して下さい。 |
シャックルは縦方向に荷重をかけるように設計されていますので、横荷重を加えないで下さい。商品かボルトにキズが生じ、破損の原因となります。 |
3 | ボルトの回転防止 シャックルの取り付けは、常にボルト側を静索(ワイヤロープが動かない側)にして下さい。 |
ロープが移動すると、ボルトが回転し、増し締めされて、取りはずしが困難になったり、緩んではずれるおそれがあります。 |
4 | ワイヤロープとの取り合い シャックルに取り付けるワイヤロープは、必ず重ならないようにして下さい。 |
ワイヤロープが重なった取付け方をすると、ワイヤロープがすれ合ったり、ストロンドがつぶれたりして、ワイヤロープが損傷します。重なる場合は、バウシャックル使用して下さい。 |